2011年10月04日

配達。

9月30日。

いつもどおりネアポリスのカウンターで伝票を書いていると、時間も遅くお客さんも少なかったこともあり、久々にオーナーの綿引さんと話をする時間がありました。

店舗が佐藤町ということもあってか、いつも通り他店さんのお客さんの話などしていました。

その際にふと今までやっていたピザのテイクアウトをやめたという話になりました。

その理由とは“冷めたピザがおいしくない”でした。

本当においしくないなんてことはないんでしょうが、わざわざ石窯を使って焼きにはこだわっている綿引さんにとっては許せなかったみたいです。

“テイクアウトされるお客さんには特にどこのピザでもいいって人も多くて… それならうちのピザでなくてもいいでしょ? 確かに収入の面で考えれば悪くないんですけど、あえてやめた分、店内で食べられるお客さんに対してのサービスが徹底できるようになってよかったと思っています。”ということでした…


“職人さんだなぁ”とつくづく感じました。

ニーズを絞ったり、作り手側の価値感を押し出すことをエゴだという考えもあるのかとも思うのですが、個人的にはとても共感できる内容でした。

お客さんの“おいしいピザが食べたい”というニーズがあって、それに対しての作り手側の提案する商品価値が合うということはすごく幸せな関係だと思いました。


自分の仕事がその一部分としてお手伝いできることをうれしく思った日でした。



Posted by はるいち at 20:47│Comments(0)
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